初期臨床研修プログラム


平成25年度は必修科目で、平成26年度以降は必修・選択ともにローテートが可能です。

【研修期間】1~3ヶ月間

【受入人数】2名

 

【研修内容】

①病棟研修

指導医と研修医の2人チームになり、その指導のもとに主治医として患者診療を行う。指導医が複数名いるので、色々な考え方、ものの見かたを勉強する事が出来る。

②外来研修

指導医、上級医に付き添って、外来診察、処置の指導を受ける。この間に外来でのオーダリング入力、カルテ記載、投薬、検査の実際を学ぶ。また、自律訓練法などの各種心理療法について学ぶ。初診外来、再診外来は研修の到達度を見た上で、段階的に受け持ってもらう。

③検査

各種心理テストの実施、解釈の仕方を研修する。希望によって上級医の指導で上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡の研修も行う。

④カンファレンス

教室全体の症例検討会、カンファレンスおよびチーム別のカンファレンスを行い、症例を中心に診断、治療の問題点を抽出、解決法などを習得する。

⑤関連施設の研修

研修医の希望によりプログラム参加協力施設において、研修することも可能とする。

 

【一般目標(GIO)】

心身医学を基礎として、各種心身症、がん患者の身体的・精神的諸問題の病理・病態、発生病因・疫学・予防、症候、診断・治療と診療の基本的事項を学び、全人的医療の実践を学ぶ。

 

【具体的目標(SBOs)】

①全人的医療の概念を説明できる。

②心身症患者の身体的・精神的諸問題の疫学を説明できる。

③がん患者の身体的・精神的諸問題の疫学を説明できる。

④心身医学の定義を説明できる。

⑤緩和医療学の定義を説明できる。

⑥心身症、がん患者の身体的・精神的諸問題の生物学、病因・病態を概説できる。

⑦抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、向精神薬、オピオイドの臨床薬理について基本的事項を説明できる。

⑧心身症、がん患者の身体的・精神的諸問題の診断の基本が理解できる。

⑨がん患者の予後因子を概説できる。

⑩心身症、がん患者の身体的・精神的諸問題の薬物治療、心理療法などの集学的治療の適応を概説できる。

⑪がん患者へのサイコオンコロジー・緩和療法について概説できる。

⑫がん領域における支持療法・代替療法の種類と適応を説明できる。

⑬心理テストの基本的事項を説明できる。

⑭心身症患者、がん患者の診療におけるインフォームド・コンセントの方法を説明できる。

⑮心身症患者、がん患者とのコミュニケーション・スキルの重要性を理解する。

⑯心身医学・がん医療の臨床におけるチーム医療を概説できる。

心身医学・がん医療の臨床における生命倫理を概説できる。

 

【責任者からの一言】

心身医学を基礎として、身体並びに精神症状の把握と理解を通して、全人的医療の実践を目指しています。「病」でなく、「人間」全体を診ていく立場から、がん医療を含め、あらゆる病態に対応できる医師の育成に力を入れています。