緩和ケア/精神腫瘍学

(palliative care/psycho-oncology)


緩和ケアとは、「生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者と家族の痛み、その他の身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題を早期に同定し適切に評価し対応することを通して、苦痛(suffering)を予防し緩和することにより、患者と家族のQuality of Lifeを改善する取り組みである」とWHOで定義されています。

また精神腫瘍学では、がん患者さんとご家族の心理・社会・行動的側面など「心のケア」を、より具体的にあげますと1.疾病や治療に関する適切な情報を提供すること、2.決して孤立しないように情緒的に支えること、3.治療を続ける上で患者さんを悩ます不眠や不安、気分の落ち込みに対して、精神医学的な治療を含めたサポートを用意し、最善の治療を受けられるように医学的なサポートを提供することを主に行っています(サイコオンコロジー学会より)。

 

<Q&A>

Q1)家族の受診も可能でしょうか?

A1)可能です。がん患者さんをサポートされているご家族の身体的、精神的な負担は非常に大きいです。症状に応じて、緩和ケア、精神腫瘍外来で診察させていただきます。

Q2)先生に痛いときモルヒネを飲んで下さいと言われたんですけど、モルヒネって中毒になりませんか?

A2)なりません。医療用のモルヒネを痛みに対して使用する場合、治療に必要な量が増える可能性はありますが、それは中毒ではありません。ですので、安心して内服していただければと思っています。

Q3)痛みは我慢した方がいいでしょうか?

A3)残念ながら痛みは我慢しても良くなるものではありません。痛みが強くなってきたと感じられたら、是非早めに相談下さい。