治療的自己(治療的自我)

(Therapeutic self)


医の倫理を包含した概念であり、「医師の品格」。医師自身の人柄が患者の病を癒すことに影響する。


身体面の診療では、薬、メスや高度器機、技術などが重要であるが、心理面の診療では、治療者自身の人柄が「治療の道具」として、重要な意味をもつ。

Watkins JG (1978) The Therapeutic Self. 31‐46;

New York: Human Sciences Press.

 


doing(どうすればよいか)と
being(どうあればよいか)の

2つあり後者がより重要。

患者の信頼を得るのに、
ハード面では①医師の知識・技能・態度、②
IC
ソフト面では、医師の人柄が重要。


ある意味、人間形成そのもので、

年数も必要だが本人次第で早く向上する。

 


治療的自己を磨き上げ,『治療者という薬』を最大限に生かしながら患者と接していくべき。それらを通して,治療者は医師としての人間性を発展させることにもなり,患者とともに成長できる。

治療的自己は心身医療のベースであり、一生をかけてのテーマ。少しでもその方向に近づこうと努力することが第一歩。まずは周囲

の人の声を謙虚に聞くところから始まり、それを元にして、心静かに自分のあり方を眺め直す。その受けとめ方自体が、周囲から好感をもたれるものであり、次の援助をいただける要素となる。

 

Pain Clinic 2003

 

我々も日々、治療的自己の成長を目指しています!