医局員からのメッセージ


こんにちは

そもそもみなさんはなんでお医者さんになりましたか?
わたしは、患者さんの人生に少しでもプラスになることができればと思ったからです。
みなさんとあまり変わらないかもしれません。

では、そのプラスってなんでしょう?

あくまで個人的なところになりますが、
それは患者さんに、出会ってよかったと思われることかなと思っています。

医療におけるわたしたちの役割って、「きっかけ」なんじゃないかとふと考えます。
わたしたちが、よい「きっかけ」になることで、臨床試験以上の結果を出すこともできるんじゃないかなーと夢想しながら、臨床をしています。

患者さんの中には、よくなることもあれば、どうしてもよくすることができないこともあります。確かにそれは事実だと思います。

だとすると、それが医療の限界なのか。

どうしてもよくすることができないときにも医療にはまだ何かできることはないか?
患者さんに少しでも光を照らすことができないか?

そのためには、現行の医療の方法論だけでは解決できないこともあるため、さらなる
方法論をみつけないといけないと思い、このたび心療内科の門戸を開きました。

少しでもよい「きっかけ」になることができるよう、過ごしています。

みなさんも一緒にいかがでしょうか。


和泉 宏昌

「私がなぜ心療内科に惹かれたか」

こんにちは。本年度の新入医局員 の大武陽一です。

私は、大学5年生の頃より腎臓内科志望でしたが、まずは初期研修の間に最低限の全般的な内科的知識を習得したいと考え、総合内科の勉強が出来る病院で初期研修を行いました。その後、大阪市内の病院で腎臓内科の後期研修をしました。とは言っても、実際は初期研修での経験を生かして腎臓に限らず、不明熱や感染症診療、集中治療管理など幅広い疾患の診療を行なっていました。

医師6年目となり、病院を異動して日々の診療に追われる毎日でしたが、それでも「患者をより良く診たい」という思いが根底にはあり、更に腎臓の特定分野を専門として極めるか、大学院に行って研究をするか、別な分野から腎臓を開拓するか・・・などと考える時期がありました。

転機は昨年、関西若手医師フェデレーションでの出逢いがきっかけでした。
当時の私は学生時代から研修医時代を含め、心療内科の勉強を一度もしたことがありませんでした。恥ずかしながら、「心療内科」と「精神科」の違いも十分に分かっておらず、メンタル的な問題があるかなぁと思う患者さんには、「精神科もしくは心療内科を受診してくださいね。」と説明していました。
当医局の先生(当時は近畿大学医学部堺病院所属)が、過敏性腸症候群の患者の一例について発表されました。「心理社会的背景への介入」「病態仮説の形成」など目からうろこの内容ばかりで、私は今までの自分の医療がいかに薬を用いた力技だったかを痛感し、また患者さんの根本の治療が出来ていなかった症例が沢山あったことにも気が付きました。また締めの言葉「心療内科は内科です!」がとても印象に残りました。
早速、個人的に連絡をとり、医局説明会に参加させて頂きました。その場でも、「心身医学」について熱く語られる先生方とお話をすることが出来ました。その後、心身医学会や心療内科学会の講習会などに参加させていただき、自身でも心療内科の本を買って勉強するなどして、徐々に「心療内科」の魅力に惹かれて、現在に至ります。

4月からの毎日は非常に新鮮です。同期入局の二人と共に、日々切磋琢磨する毎日です。
カンファレンスでは上の先生方から暖かい(?)愛のムチが飛んできますが、今まで考えもつかなかった新たな視点で患者さんを診ることに非常に喜びを感じています。

これからは、自身の心療内科の研鑽はもちろんのこと、今までの自分の経験をShareするために医局内に留まらず学生さん・研修医の先生方と勉強会をしつつ、また心療内科の魅力についても伝えていけたらと思っています。

最後に、私が考える近大心療内科の魅力について述べたいと思います。是非一緒に働きましょう!
長文お読み頂き、ありがとうございました。

《私が考える 近大心療内科の魅力》
・創設間もないが、勢いがある!
・医局員が皆 熱い!いろんな背景、いろんな目標で個性豊か!
・緩和ケアの勉強もできる。
・世界に眼を向けている!(毎週 医局会でプチ英会話をしています) 目指せ皆で国際学会!
・心療内科 発のEvidenceを作ろうと努力している。
(大武陽一)


心療内科の魅力といえば、なんといっても時間をたっぷりと使いながら、全人的医療の実践が出来るということに尽きます。
これは他の一般科ではなかなか難しいことだと思います。
我々は全人的なものの見方で、「病気を治す」ではなく、「人を診る」という医療を日々おこなっています。
ですが、まだまだ心療内科医の宣伝不足などもあり、心療内科が周知・理解されていないのも事実です。怪しい集団と思われたりもしています。
心療内科には解明されていない未知の領域も多々ありますが、「ありきたりな医療では満足できない」、「不安定な足場に身を投じて楽しみたい」といった方には非常に快適な環境だと考えています。新たな自分に目覚めること受け合いです。
迷われたら、是非メールでご相談下さい。

(阪本亮)


入局を考えられている方へ。当科は当院においては、立ち上げ間もない科であり、これからの科です。心身医学・緩和ケアを中心とした全人的医療以外にも、漢方・総合診療に熟達したスタッフも有しており、全人的医療に興味のある方には、これ以上ないと思われる教育体制が整っていると思われます。表現形は違えど、スタッフ全員が熱い気持ちを持っています。先生と当科の「これから」を一緒に創っていきましょう。迷った方はまずは一度HPをご参照の上、ご連絡ください!

酒井清裕