教授挨拶


皆さま、こんにちは。私たちのホームページへ、ようこそ!

 

このたび2013年4月から、私たちは近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門心療内科分野として、また、医学部附属病院「心療内科」として、出発いたしました。

現在は講座が独立し、『近畿大学医学部内科学教室心療内科部門』となりました。

私たちは全員内科医で、「心身症」を診る専門の科として運営しています。その根底にあるのは心身医学で、診療の詳しい内容は「患者様へ」のリンクをご覧になってください。“病”をみるのではなく、“病をもっている人間”を診る、その人の心理社会的背景からその人を取り巻く環境を含めて、心身両面から、その患者さんが“病”とつきあいながら今後の人生をどうやって切り開いていくか、を一緒に考え、実践していく学問です。

また、ひとたび“病”に見まわれると、どこかが痛いというような身体的苦痛だけではなく、心理的な苦痛も、仕事や経済面での社会的苦痛も、そして自分の人生とどう向き合っていくかというスピリチュアルペインも加わります。このような苦痛が相互に関連しあって、「Total Pain(全人的苦痛)」をもたらします。ですので、これに対処するには、医療側も全人的医療を実践していく必要があるのです。そのTotal Painをもたらす代表的な疾患が「がん」です。今や、国民の2人に1人が生涯のうちにはがんに罹患し、3人に1人ががんで命を落とす時代になりました。心療内科はサイコオンコロジー(がん患者さんのメンタルケア)を手がけてきましたが、このたび腫瘍内科とタイアップし、緩和ケアの領域にも取り組んでいくことになりました。全人的医療に基づいた心療内科が実践する緩和ケアにご期待ください。

 

このホームページでは、心身医学、心療内科の具体的な内容を紹介しながら、スタッフ一人一人の顔が見えるような、up to date な編集を心がけていきたいと思います。どうぞお気軽に、頻回にアクセスしていただいて、何か日常生活の中でのヒントを得ていただくとともに、このホームページも、心療内科も、皆さまの手で育てていっていただきたいと考えております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

                        小山敦子